The Making vol.1

こんにちは、Eriです☆みなさん「八重藤」をご存知ですか?

先月、樹齢500年の藤棚で有名な福岡県田川市にある定禅寺、通称「藤の寺」に行ってきました。

立派な楠木の坂を登ると、目の前に広がる一面の藤。

甘い香りに満たされた美しい紫の天井をよ〜くみると…馴染みのある藤に混ざって、深い深い紫色をした葡萄のような藤が!

「樹齢150年 八重の藤」美しい〜〜!!

藤の花にも八重があったなんて!

この藤を、ジュエリーで表現したい!!

お花の透かし彫りシリーズ」に藤の花があったことを思い出し、制作途中で眠ったままのシルバー原型を引っ張りだしました。

あの藤の色…重なり合う様々な色調の紫…

主役の石に選んだのは、輝きと色の奥行きが抜群な「紫の非加熱サファイア」

石爪は八重の藤なので、八本爪に☆腕には色調を変えながらアメジストやダイヤモンドを留めたいなぁ〜〜

あれこれ完成を妄想しワクワクしながら、ロウ付けです。

サファイアが座る石座を少しずつ、腕に合わせて削り、落とし込み、

時折試着してバランスをチェック。

あら可愛い♡中石にダイヤモンドでも良さげ!

主役が変わるとデザインの印象も変わりますね〜紫と白の2バージョン作ってみようかな♬

この透かし彫りの藤、もともとのアイデアの始まりは以前ジュエリーストーリーでもお届けした「Wisteria/純金の藤花冠」です。この指輪↓に、軽やかな透かし彫りや洋彫り&石を増やしたアレンジをしてみたくて☆

しばらくアイデアの燃料不足でお蔵入りしていましたが、今回八重の藤の美しさに魅了され燃料満タンスピードアップ!現在、八重藤バージョンは一旦原型のゴム型をとる準備中(*^^*)

今後、八重藤リングのゴールドバージョンやプラチナバージョンなど、お客様のお好みの素材でお作りできる定番アイテムにするために型を取るのです。

完成した姿はもちろん石留や洋彫りの様子も、ブログやホームページにてお届けします☆

あ、非加熱サファイアは石がとても珍しいため一点モノになります、早い者勝ちですよ(≧∀≦)!

次回もどうぞお楽しみに!